田口八重子さんは46年前の1978年、当時1歳だった長男の飯塚耕一郎さん(47)と、3歳の長女を残したまま北朝鮮に拉致されました。
北朝鮮が拉致を認めた日朝首脳会談から9月で22年が経過しましたが、帰国につながる進展はないままです。
21日、さいたま市で開かれた集会で、飯塚さんは「この間、拉致問題が進展せず、政府は真剣に取り組んだのかという疑念や残念な思いがぬぐえません。私たちは中途半端な結果ではなく、拉致被害者の帰国を求めています」と訴えました。
そのうえで、被害者の家族会代表として救出活動の先頭に立ち、3年前に亡くなった育ての親、飯塚繁雄さんのことに触れ「父は『絶対に諦めない』と繰り返し訴えていました。拉致被害者を早く救いたい、母親である田口八重子を救いたいという気持ちは変わりません。被害者の親世代は高齢となり、解決まで残された時間はありません」と話し、早期帰国に向けた政府の取り組みを求めました。
集会のあと飯塚さんは「進展がなく時間だけが経過していることが極めて残念です。被害者と家族の笑顔の再会が1日も早く実現するよう、政府は新たな一手、二手を考えてほしい」と話しました。
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21/09/2024
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拉致被害家族 “早期帰国へ取り組みを” 日朝首脳会談から22年
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