横浜市の化学機械メーカー「大川原化工機」の顧問だった相嶋静夫さんは、4年前、軍事転用が可能な機械を不正に輸出した疑いで、社長など2人とともに逮捕、起訴されました。
拘置所での勾留中に見つかったがんで亡くなり、その後、無実が明らかになりました。
遺族は、拘置所で適切な検査や治療を受けられなかったとして、国に賠償を求める訴えを起こしましたが、1審の東京地方裁判所が退けたため、控訴していました。
8日に東京高等裁判所で始まった2審で、原告の相嶋さんの長男は「一般的な水準の医療を受けることができなかった。無実の市民が逮捕、勾留された事実を直視し、勾留中の人に対する生命や人権の保護について改めて考え直してほしい」と訴えました。
一方、国は「拘置所の医師の治療や転院に関する調整、説明に不適切な点はなかった」などと主張しました。
時間
08/07/2024
数字をクリック
1470
不正輸出えん罪事件“勾留中の生命や人権保護を” 民事裁判2審
詳細
推奨
-
1
捜査段階の精神鑑定 面接せず鑑定書作成 裁判所「信用性低い」
15/06
-
2
「バルブ」を製造・販売の5社カルテルか 課徴金命じる 公取委
27/06
-
3
陸上自衛隊 実弾を使った大規模な射撃演習 静岡 東富士演習場
26/05
-
4
特殊詐欺グループの拠点摘発事件 新たに2人逮捕 金の管理役か
01/02
-
5
長野県知事ら JR東海にリニア中央新幹線の早期開業などを要望
18/09
-
6
駅の「時刻表」 集約やウェブサイトへの案内の動き広がる
19/02