7日午前、福島第一原発にある汚染水の浄化装置で、配管内の洗浄作業を行っていたところ、屋外にある排気口から、放射性物質を含む水が漏れ出しました。
東京電力は漏れ出た水の量はおよそ5.5トンで、セシウム137などのガンマ線を出す放射性物質が国への報告基準の1億ベクレルを大きく超えるおよそ220億ベクレル含まれていたと推計しています。
また、漏えいが見つかった時間帯に、大気中の放射性物質の濃度を測るダストモニターの値が、一時、ごくわずに上昇しましたが、現在は元の値に戻っていて、放射線量を測るモニタリングポストや近くの排水路のモニターの値にも有意な変動はないということです。
東京電力は8日夕方、水がしみこんだと見られる土壌の回収を始めました。
また、東京電力が調べたところ、洗浄していた配管には手動で開閉する弁が16か所あり、作業の際に一度開けたあと再び閉めることになっていたものの、このうち10か所が開いたままになっていて、水が漏れ出ていたことが分かりました。
東京電力は、作業員が弁を閉め忘れた可能性もあるとみて原因を調べることにしています。
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08/02/2024
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福島第一原発 汚染水浄化装置から水漏れ 弁閉め忘れた可能性
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